アンズエッセイ -AnZ ESSAY-

アンズエッセイ -AnZ ESSAY-AnZ ESSAY ー小林 正人ー

2014年10月

●先日、とある百貨店に出かけたときの話です。私はいわば「おとも」で、家族が買い物をする間ネクタイやベルトなどを見ていました。特に欲しいわけでもなく、接客の店員さんもそんな様子をわかっているようですが、実に丁寧で、しかも絶妙な距離感で私にプレッシャーを感じさせません。素晴らしいなあと、ベルトを購入することにしました。

●レジで支払いのときのことです。接客してくださった女性が私から受け取ったお金を少し離れたレジ担当の方に渡しました。ごく普通の光景ですが、なにかの手違いがあったのでしょう。接客担当の女性が私に伝えた金額が少し違っていたようです。

●レジ担当の方が「あと6円。端数ないの?」と接客担当の方に言いました。そっけない言い方でした。私の耳にも届きました。接客担当者は「すみません」と謝りながら、私のもとにもどって、金額を訂正します。

●私の視界にはレジの方も入っていますが、レジの方の視線は終始パソコンですから、客である私の姿も、接客担当の方の姿も目に入っていません。はじめの気分との落差も大きく、がっかりしました。何も聞いていないふりをして6円を出しながら、「これは勉強なんだ」と思い直しました。

●会う人会う人みな師匠。出来事もそうで、会うべき光景だったのです。「心して生きなさい」。イヤな気分は吹き飛び感謝にかわり、心の中でありがとうとつぶやきました。

●その場を離れようとした時、レジの人と目があいました。一瞬戸惑ったような彼女が微笑んでくれました。

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