アンズエッセイ -AnZ ESSAY-

アンズエッセイ -AnZ ESSAY-AnZ ESSAY ー小林 正人ー

2014年7月

●再放送されたNHKのドラマ「宮本武蔵」の中に大変興味深いシーンがありました。武蔵と槍の使い手である奥蔵院の住持、日観との会話です。命を生かす仏の道と命を奪う武道の道に矛盾を感じ、苦しむ武蔵が日観に問いかけます。「矛盾をどう克服されたのですか?」

●すると日観はこう答えだしたのです。「矛盾を克服してなどおらぬ。人は常に白か黒をつけたがる。確かにはっきりすれば気持ちはすっきりするだろう。しかし、白と黒の間にある灰色を受け入れてこそ人間としての生き方だ」と。

●なんとも凄味のある言葉です。確かに、生きていくということは、それ自体が矛盾の連続であり、矛盾の中でなお決断を迫られ続けるということです。矛盾をどう克服するか・・・の答えは、覚悟して生きよ、に尽きるのでしょう。

●今年の箱根駅伝で、エース、エノック・オムワンバ選手が骨疲労骨折のため無念の棄権となった山梨学院大学の上田監督の言葉を思い出しました。「起きたことはどうでもいい。それをどう受け止めるかだ」。

●監督はまた、あるシーンで「箱根駅伝という大会が、自分たちに何を教えてくれ、何をやらせようとしているのか、本当に受け止める覚悟を持たなければいけない」とも言っています。勝つか負けるか、そんな単純な世界ではありません。日観に通じる壮絶さです。

●万事が必然で自分自身が引き付け、選んで、今を生きているのだとしたら・・・。矛盾。大いに結構です。迷い、大いに結構です。全てがここから始まるような気がします。

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